「クラフトビール」はすっかり定着しましたが、いま同じ流れがレモンサワーにも来ています。それが「クラフトレモンサワー」。この記事では、レモンサワー専門店を運営し、自らクラフトレモンサワー缶も作っているレモンザムライが、クラフトレモンサワーとは何か、普通のレモンサワーと何が違うのか、どこで楽しめるのかをまとめて解説します。
クラフトレモンサワーとは
クラフトレモンサワーとは、作り手がレモン・お酒・炭酸の一つひとつにこだわり、小規模・少量生産で丁寧に作るレモンサワーのことです。明確な業界定義があるわけではありませんが、「クラフトビール」と同じように、大量生産品とは違う「作り手の顔が見える一杯」を指す言葉として使われています。
ポイントは「何を使うか」より「どこまで設計するか」です。レモンの産地はどこか。皮ごと使うのか、果汁だけか。凍らせるのか、生のままか。お酒は焼酎かウォッカか。炭酸の強さは。こうした選択を一つずつ意図を持って積み重ねたものが、クラフトレモンサワーと呼ばれます。
普通のレモンサワー(缶チューハイ)との違い
コンビニで買える大手メーカーの缶チューハイも美味しくなりましたが、クラフトレモンサワーとは設計思想が根本的に違います。
| 大量生産のレモンサワー | クラフトレモンサワー | |
|---|---|---|
| レモン | 濃縮果汁・香料で味を再現 | 産地を選んだ生レモンやペーストで、素材の香りをそのまま活かす |
| 味の設計 | 誰が飲んでも同じ味になるよう均一化 | 作り手が理想の一杯から逆算して配合を決める |
| 生産量 | 大規模・全国流通 | 小規模・少量生産 |
| 味わい | すっきり・クリア系が中心 | 皮の香りやほろ苦さまで含めた複雑な味 |
| 価格帯 | 150〜250円前後 | 1,000円前後〜(缶の場合) |
どちらが良い・悪いではなく、役割が違います。毎日の晩酌には缶チューハイ、「今日は一杯をちゃんと楽しみたい」という日にはクラフトレモンサワー。そんな使い分けをする人が増えています。
美味しさを決める4つの要素
専門店として毎日レモンサワーを作っていて感じる、味を左右する要素は次の4つです。
- ① レモン:最重要です。産地・鮮度・使う部位(果汁だけか、皮ごとか)で香りがまったく変わります。特に皮には香り成分が詰まっているので、防カビ剤不使用の国産レモンを皮ごと使えるかどうかが大きな分かれ目になります。
- ② お酒:焼酎やウォッカはもちろん、ジンやウイスキー、日本酒まで幅広く使えます。どのお酒と合わせるかで、一杯の個性がガラッと変わります。
- ③ 炭酸:強炭酸で香りを立ち上げるか、やわらかい炭酸で酸味を丸くするか。グラスに注ぐ順番や温度でも変わります。
- ④ 作り手の設計:①〜③をどう組み合わせるか。ここが「クラフト」の本体です。
「レモンサワーって、実はどこまでも奥が深いんです。同じレモンでも搾り方ひとつで香りが変わる。その違いを面白がってもらえたら、もうこっち側の人です。」
— レモンザムライ(レモンサワー専門店「曖昧時空」店主)
クラフトレモンサワーの楽しみ方3つ
① 専門店で飲む
いちばん確実なのは、レモンサワー専門店に行くことです。レモンの品種違いや搾り方違いを飲み比べられるお店もあり、「レモンサワーってこんなに違うのか」という体験ができます。東京・自由が丘のレモンサワー専門店「曖昧時空 URBAN LEMONERY」(レモンザムライの店です)でも、国産レモンを使った一杯を提供しています。
② 缶で家飲みする
最近は小規模メーカーによるクラフトレモンサワー缶が増えていて、レモンサワー専門店の味を家でそのまま楽しめるようになりました。冷蔵庫に数本ストックしておいて、金曜の夜に開ける。それだけで晩酌の格が一段上がります。ギフトにも喜ばれます。
③ 自分で作ってみる
国産レモンの果汁やペーストを使えば、自宅でもクラフト級の一杯が作れます。焼酎1:炭酸3を目安に、レモンペーストをスプーン1杯。皮ごとペーストなら、生レモンを搾るより香りが立ちます。
レモンザムライのクラフトレモンサワー缶
レモンザムライは、レモンの卸販売とレモンサワー専門店の運営で磨いてきたレシピを、そのまま缶に詰めたクラフトレモンサワー缶「ザムライレモンサワー」を作っています。国産レモンを贅沢に使い、専門店で出している味を目指して何度も試作を重ねた自信作です。
定番の「SHUTSUJIN」と、スパイスを効かせた第2弾「SPICY」の2種類。飲み比べセットが人気です。
よくある質問
- クラフトレモンサワーと普通のレモンサワーの違いは?
- 大量生産品が香料や酸味料で味を整えるのに対し、クラフトレモンサワーは作り手がレモンの産地や処理方法、お酒との配合まで細かく設計します。素材そのものの香りを活かすのが特徴です。
- どこで飲めますか?
- レモンサワー専門店や、クラフトにこだわるバー・居酒屋で楽しめます。東京なら自由が丘の「曖昧時空 URBAN LEMONERY」へどうぞ。缶タイプなら通販で自宅でも楽しめます。
- 缶チューハイより度数は高いですか?
- 商品によりますが、5〜7%程度が中心で、一般的な缶チューハイと大きくは変わりません。味の濃さ・香りの豊かさが主な違いです。
- 飲食店で仕入れることはできますか?
- できます。レモンザムライでは飲食店様向けにクラフトレモンサワー缶や業務用レモン商材の卸販売を行っています。公式LINEからお気軽にご相談ください。
まとめ:一杯を「選ぶ」楽しさへ
クラフトレモンサワーとは、作り手の設計が詰まった、顔の見えるレモンサワーのこと。専門店で体験するもよし、缶で家飲みするもよし、自分で作るもよし。「なんとなく頼む一杯」から「選んで楽しむ一杯」へ。その入り口として、レモンサワーはいちばん身近なクラフトドリンクです。