LEMON ZAMURAI
宅飲みのテーブルに並んだレモンサワーとレモン

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宅飲みレモンサワーの道具と作り方
専門店が使っている7つのグッズ

執筆・監修:レモンザムライ(レモンサワー専門店「曖昧時空 URBAN LEMONERY」運営)

同じ焼酎、同じ炭酸、同じレモンで作っているのに、家のレモンサワーはお店の一杯にならない。原因は腕でも比率でもなく、「道具」と「順番」であることがほとんどです。この記事では、レモンサワー専門店を運営するレモンザムライが、宅飲みレモンサワーを一段引き上げる7つのグッズと、それを使った作り方4ステップを紹介します。高い器具は出てきません。今日から替えられるものだけです。

宅飲みのレモンサワーが「お店の味」にならない理由

お店で出しているレモンサワーと、家で作るレモンサワー。材料表だけを並べると、実はほとんど同じです。それでも味が違うのは、「グラスに入ってから飲み終わるまでの時間」を設計しているかどうかの差が大きい。

家のレモンサワーで起きているのは、だいたいこの3つです。氷が小さくてすぐ溶ける。炭酸が注いだ直後から抜けていく。レモンの香りが最初の一口だけで消える。どれも味付けの問題ではなく、「温度」と「気泡」と「香り」が保たれていないという物理の問題です。

逆に言えば、そこを押さえる道具さえあれば、家でもレモンサワー専門店の味にかなり近づけます。比率の話はレモンサワーの黄金比の記事にまとめてあるので、この記事は道具と手順に絞ります。

宅飲みレモンサワーを格上げする7つのグッズ

お店で毎日レモンサワーを作っていて、「これは家でも効く」と断言できるものだけを挙げます。上から効果の大きい順です。

宅飲みで楽しむレモンサワーとレモン
道具を替えるだけで、家の一杯は驚くほど変わります

氷と炭酸——いちばん差がつく2つ

7つ挙げましたが、予算も置き場所も限られているなら、「氷」と「炭酸」の2つだけで構いません。この2つで宅飲みレモンサワーの体感は半分以上変わります。

氷は「大きく・多く」が正解

氷は少ないほうが薄まらない、と思われがちですが逆です。氷が少ないとグラス内の温度が上がり、結果として溶けるスピードが上がります。グラスいっぱいに大きな氷を詰めるのが、いちばん薄まりにくい入れ方です。市販のロックアイスを買ってくるのも、宅飲みではかなり効率のいい選択です。

炭酸は「冷やして・静かに・混ぜない」

炭酸は温度が低いほど水に溶けていられます。常温の炭酸水を氷に注ぐと、その瞬間に一気に気泡が逃げます。よく冷やした炭酸水を、グラスの縁を伝わせて静かに注ぐ。ここまでできたら、あとはかき混ぜない。これが宅飲みでいちばん守られていないルールです。

宅飲みレモンサワーの作り方 4ステップ

道具がそろったら、順番どおりに作るだけです。所要時間は1分もかかりません。

お酒は焼酎に限らず、ウォッカやジン、ウイスキーまで幅広く使えます。同じ手順のまま、お酒だけ替えて飲み比べると宅飲みが一気に楽しくなります。

「家で作るとき、みなさん最後にめちゃくちゃかき混ぜるんですよ。あれで炭酸が全部飛びます。混ぜるのを我慢するだけで、宅飲みのレモンサワーは化けます。」

— レモンザムライ(レモンサワー専門店「曖昧時空」店主)

生レモン・果汁・ペースト、宅飲みならどれ?

宅飲みで悩みやすいのがここです。それぞれ得意なことが違うので、目的で選ぶのがいちばん失敗しません。

生レモンレモン果汁レモンペースト(皮ごと)
香り切りたては強いが、時間とともに落ちる穏やか。酸味が主役皮の香りが立つ。持続しやすい
手間洗う・切る・搾る・片づける注ぐだけすくうだけ
味の安定個体差が出る毎回ほぼ同じ毎回ほぼ同じ
保存数日〜2週間ほど開封後は早めに冷凍で長期保存できる
向いている人見た目も楽しみたい手軽さ重視・毎日飲む香りでお店の味に近づけたい

お店の味に近づけたいなら、「皮ごと」がひとつの答えです。レモンザムライで扱っている生レモンペーストは、瀬戸田レモンを中心とした国産レモンを皮ごとすりおろし、無添加・非加熱で仕上げたもの。加熱すると香りが飛ぶので、あえて熱を入れずに作っています。冷凍で長く置けるので、宅飲みのために少しずつ使うのに向いています。

皮ごと・無添加・非加熱の生レモンペースト
皮ごとすりおろした生レモンペースト。冷凍庫に置いておける

宅飲みの一杯を、皮ごとの香りで

スプーンですくって入れるだけ。搾る手間も、余ったレモンを持て余すこともありません。冷凍庫にひとつあると、宅飲みの支度がぐっと軽くなります。

生レモンペーストを見る

もう一段楽しむ宅飲みのアイデア

① お酒を替えて飲み比べる

レモンと炭酸を固定して、お酒だけを3種類替えてみる。これが宅飲みでいちばん盛り上がる遊び方です。同じレモンなのに、まったく別の飲み物になります。少量ずつ小さめのグラスで出すと、2人でも3種類試せます。

② 濃さのちょうどいい点を記録する

計量スプーンを使い始めたら、おいしかった日の分量をスマホにメモしておきます。「自分の黄金比」が決まると、宅飲みの再現性が一気に上がります。

③ 用意する余裕がない日は缶に頼る

毎回きちんと作るのは、正直しんどい日もあります。そういう日のために、レモンザムライではレモンサワー専門店の味を目指したクラフトレモンサワー缶「ザムライレモンサワー」を作りました。定番の「SHUTSUJIN」と、スパイスを効かせた第2弾「SPICY」の2種類。冷やして開けるだけで、道具も洗い物もいりません。価格帯は1,000円前後〜で、宅飲みのご褒美や手土産にも使えます。

作らない日の一本を、冷蔵庫に

「SHUTSUJIN」と「SPICY」の飲み比べセットが人気です。レモンサワー好きへの贈り物にもどうぞ。

クラフトレモンサワー缶を見る

よくある質問

宅飲みのレモンサワーに、まず買うべき道具は何ですか?
ひとつだけ選ぶなら製氷用の大きめの氷トレー、次に強炭酸水です。氷が小さいと溶けるのが早く、注いだ瞬間から薄まっていきます。グラスや搾り器はその後で十分です。道具にお金をかける前に、氷と炭酸を替えるほうが味の変化は大きく出ます。
生レモン・果汁・ペーストのどれがいいですか?
香りを重視するなら皮ごとすりおろしたレモンペースト、後片づけの手軽さと安定した酸味なら果汁、見た目の華やかさなら生レモンです。香り成分は果汁より皮に多いため、皮ごと使えるペーストは家庭でもお店に近い香りが出しやすいのが利点です。
炭酸が抜けやすいのですが、どうすればいいですか?
炭酸水をよく冷やし、グラスの縁を伝わせて静かに注ぎ、注いだあとはかき混ぜないことです。混ぜるかわりに氷を一度だけ上下させれば、炭酸を逃がさずに全体がなじみます。500mlのペットボトルより小容量の瓶や缶のほうが最後まで強さを保てます。
宅飲みでお店の味に近づけるには、何にお金をかけるべきですか?
レモンです。お酒と炭酸は市販品でも十分な水準にあり、差がいちばん出るのはレモンの質と使い方です。防カビ剤不使用の国産レモンなら皮まで安心して使えるので、香りの立ち方が変わります。
お酒は焼酎でないとだめですか?
いいえ。ウォッカやジン、ウイスキー、日本酒まで幅広く使えます。お酒ごとの相性は焼酎の選び方の記事で詳しく紹介しています。

まとめ:宅飲みは「道具」で変わる

宅飲みレモンサワーがお店の味にならないのは、腕の問題ではありません。大きい氷を使う。よく冷やした炭酸を静かに注ぐ。そして混ぜない。この3つを守るだけで、いつもの材料のままでも一杯の印象は変わります。そこに「皮ごとのレモン」が加わると、家の一杯はもう一段先へ行きます。

今日の宅飲みから、まずは氷を大きくするところだけ試してみてください。いちばん安くて、いちばん効きます。

宅飲みの装備を、レモンから

皮ごと・無添加・非加熱の生レモンペーストと、完熟レモン約24.5個分のレモンストレート果汁。どちらも冷凍庫・冷蔵庫に置いておけます。

生レモンペーストを見る
レモンストレート果汁を見る
レモンザムライ

レモンザムライ

国産レモンの卸販売、レモンサワー専門店「曖昧時空 URBAN LEMONERY」(東京・自由が丘)の運営、クラフトレモンサワー缶の企画製造を手がける。美味しいレモンサワーで世界中に衝撃を与えるために活動中。次の目標はレモンサワー缶製造工場。